第4講「図形の計量」(4)球の体積と表面積(その3/3)
「(佐藤の)数学教科書[三角比・平面図形編]」(東進ブックス)の学習
【練習問題23】1辺の長さがaである正四面体について、次の問に答えなさい。
(3)この正四面体に内接する球の半径rを求めなさい。
教科書の解き方が一番良いと思いますが、それとは異なる解き方をしてみます。
正四面体に内接する球の中心は4つの面それぞれから半径rの距離の位置にあります。
それで、Oを頂点として1つの面を底面(面積S)とする三角錐が正四面体の4面の数だけできます。その4つの三角錐の形は合同です。その三角錐の高さはrになります。
そのため、
その三角錐の体積×正四面体の面の数=正四面体の体積(V)になり、
三角錐の体積に関して以下の関係が成り立ちます。
S・r/3=V/4=(S・(正四面体の高さ)/3)/4
この式を変形します。
r=(正四面体の高さ)/4
=((√6)/3)a/4
=((√6)/12)a
(参考)正四面体の重心位置は高さの4分の1
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第4講「図形の計量」(4)球の体積と表面積(その2/3)
「(佐藤の)数学教科書[三角比・平面図形編]」(東進ブックス)の学習
【練習問題23】1辺の長さがaである正四面体について、次の問に答えなさい。
(2)この正四面体に外接する球の半径Rを求めなさい。
図に球の中心Oを書き加えます。
正四面体の重心は、正四面体の高さの4分の1の位置にあります。
正四面体はどの面を底面としても、その高さが同じ図形です。
そのため、正四面体の重心から正四面体の頂点までの長さは、頂点がABCDのどの点であっても同じ長さです。
そのため、重心を中心にする球は正四面体の頂点ABCD全てに接します。
よって、重心を中心とする球は正四面体に外接します。
ゆえに、正四面体に外接する球の半径Rの長さは、正四面体の重心から頂点までの長さであり、
それは、正四面体の高さの3/4です。
そして、正四面体の高さは、(√6/3)aです。
∴R=(3/4)×(√6/3)a
=(√6/4)a
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第4講「図形の計量」(4)球の体積と表面積(その1/3)
「(佐藤の)数学教科書[三角比・平面図形編]」(東進ブックス)の学習
【練習問題23】1辺の長さがaである正四面体について、次の問に答えなさい。
(1)この正四面体の表面積Sと体積Vを求めなさい。
この問題を解くためには、下図のように正四面体を書いて、わかる角度と長さをことごとく、(記号と数式で)図に書き込みます。すると答えが見えてきます。
図の②で〇印で書いた線分EGの長さのEDに対する3分の1の比は、以下のようにしてわかります。
頂点Aから底面BCDに下ろした垂線の足をGとすると、Gを頂点とする3つの三角形、△GBCと△GCDと△GDBは合同になります。
そのため、Gを頂点とする△GBCの面積は、底面BCDの面積の1/3です。
(三角形BCDが正三角形で無くても、Gが重心ならば、△GBCの面積は、三角形BCDの面積の1/3です。)
その面積の比から、△GBCの高さGEは、底面DBCの高さDEの1/3になります。
∴〇印で書いた線分の長さの比が1/3になることがわかりました。
図の③に計算式を記述した正四面体の高さを計算しておきます。
この式の(計算用紙での)計算は、計算のリズムを乱す(自分にとって)難しい変形はしないで、少しづつ式を変形していきます。
図から、正四面体の1つの面(三角形)の面積S/4は、
∴表面積S=(√3)a2
体積V=底面積×高さ/3
リンク;
三角錐の体積の公式
三角錐の重心(四面体の重心)
正四面体に外接する球の半径R
正四面体に内接する球の半径r
正四面体の面が交差する角度
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【問】三角形の外接円の半径Rを三角形の3辺からもとめる。
この問題は、三角形の外接円の半径が、正弦定理で三角形の1つの角度と関係していることと、
三角形の1つの角度が、余弦定理で三角形の3辺に関係していること
を使えば解けます。
先ず、正弦定理を思い出します。
この正弦定理から、
が得られます。
次に、三角形の辺の二乗の引き算の公式から余弦定理を導き出して思い出します。
この余弦定理から、
が得られます。sinA2+cosA2=1 (3)
の関係に、この2つの式を代入します。
その代入の準備として、式3を少し変形します。
sinA2+cosA2=1 (3)
これに、式1と式2を代入します。
この式を(1/R)だけを左辺にした式に変形します。
《公式P2-Q2=(P-Q)(P+Q)を使う》
《公式P2-Q2=(P-Q)(P+Q)を使う》
よって、
この式の計算に誤りが無いかどうかを、計算し易い場合として以下の図を考えて確認します。
この例では答えが合っているので、計算結果に間違いは無さそうです。
(補足)
このRの式は、因数分解の途中の以下の形の式が使い易いと考えます。
(ただし、辺の長さaとbとcを入れ替えた式も同じ値になる。)
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三角形の面積を三辺から求める公式を導く
以下の図のように2辺とその侠角のsin(θ)がわかれば、
三角形の面積Sがわかります。

S=(bc・sinA)/2 (式1)
です。
sinA=√(1-cos2A) (式2)
を利用してSをcosAであらわせます。
以下の様にして、三角形の辺の二乗の引き算の公式から余弦定理を導き出して思い出します。
cosA=(b2+c2-a2)/(2bc) (式3)
この式3の余弦定理を利用して、cosAをa,b,cのみであらわせます。
そのため、三角形の面積Sはa,b,cのみであらわせます。
以下で、式1を2乗した式を簡単にします。
式2を代入する。
式3を代入する。
《公式P2-Q2=(P-Q)(P+Q)を使う》
《公式P2-Q2=(P-Q)(P+Q)を使う》
よって、S=(1/2)2
・√{(-b+c+a)(b-c+a)(b+c-a)(b+c+a)}
この式はヘロンの公式と呼ばれています。
(補足)
このヘロンの公式を展開した式であらわすと、
(4S)2=-a4-b4-c4+2{(ab)2+(bc)2+(ca)2}
となります。
【別解】
この問題を以下の式の連立方程式として解きます。
S=(bc・sinA)/2 (式1)
cosA=(b2+c2-a2)/(2bc) (式3:余弦定理)
この連立方程式から角度Aを消去するには、
sin2A+cos2A=1
に式1のsinAと式3のcosAを代入します。
sin2A+cos2A=1
(2S/(bc))2+{(b2+c2-a2)/(2bc)}2=1
このように角度Aが消去された。
両辺に(2bc)2を掛け算する。
4(2S)2+(b2+c2-a2)2=(2bc)2
Sの項だけを左辺に出した式に変形する。
4(2S)2=-(b2+c2-a2)2+(2bc)2
《公式P2-Q2=(P-Q)(P+Q)を使う》
={-(b2+c2-a2)+(2bc)}
{(b2+c2-a2)+(2bc)}
={-b2-c2+a2+(2bc)}
{b2+c2-a2+(2bc)}
={-(b-c)2+a2}
{(b+c)2-a2}
《公式P2-Q2=(P-Q)(P+Q)を使う》
={(-(b-c)+a)((b-c)+a)}
{((b+c)-a)((b+c)+a)}
=(-b+c+a)(b-c+a)(b+c-a)(b+c+a)
よって、
2(2S)=√{(-b+c+a)(b-c+a)(b+c-a)(b+c+a)}
S=(1/4)√{(-b+c+a)(b-c+a)(b+c-a)(b+c+a)}
(補足)
三角形の面積は、三角関数を使うと
S=(bc・sinA)/2 (式1)
という簡単な式で表せましたが、
三角形の3辺を使って表すと複雑な式になりました。
このように、三角形の辺を使って何かを求める式を得ようとする場合、三角関数の計算により求めるのは不適切です。
なるべく早く三角関数を無くした式に変換し、その式を計算する事で解を得ようとするのが良いです。
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三角形の面積と外接円の半径
三角形の面積と内接円の半径
sinθとcosθの連立方程式で式からθを除去する方法
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