2014年1月1日水曜日

絶対に試験に出ない重複組合せの問題

重複組合せの本サイトの解き方を応用して難問を作ってみました。
多分、この問題は絶対に試験には出ないと思いますので、興味のある人だけ読んでください。
【問5】
1,2,3の3つの数字の中から、以下の例外規則以外では同じ数字を複数選べる。例外規則とは、選ぶ数字のうち一番大きい数字は1つしか選ばない。その規則の下で、
数字を3つ選んで作る数字の組合せの数は何個あるか。

この問題の組合せ例をいくつか書くと、
選らんだ数字を左から小さい順に整列して書くと、
(1,1,2)
(1,2,3)
・・・
と順次に書けます。
ただし、問題の条件により、
(2,3,3)はダメです。
(1,2,2)もダメです。
(1,1,1)もダメです。
この整列した組合せの数を求める問題です。

この問題は、その解の組み合せと1対1に対応する別の組み合わせを求める以下の問題を考えます。そして、その組み合わせの数を考えると解けます。

その組合せは、以下の、
数字を直接に指定する3つの指令と、
数字を間接的に指定する1つの指令
とから成る合計4つの指令のうちから3つを選ぶ組合せと1対1対応します。

1選択指令:数字1を選ぶ。
2選択指令:数字2を選ぶ。
3選択指令:数字3を選ぶ。
第2指令:整列表示した、2番目の数字を1番目の数字と同じ数字にする。

上の指令から3つを選ぶ。
(1選択指令、2選択指令、3選択指令)から選ばれた数字選択指令を数字の小さい順に、順番が抜けている第n指令の位置に配置する。

この指令の組合せは、例えば、
(1)1選択指令:数字1を選ぶ。
第2指令:整列表示した、2番目の数字を1番目の数字と同じ数字にする。
(3)3選択指令:数字3を選ぶ。
です。
この指令の組合せの結果、
(1,1,3)の数字の組合せが選ばれます。

また、例えば、
(1)2選択指令:数字2を選ぶ。
第2指令:整列表示した、2番目の数字を1番目の数字と同じ数字にする。
(3)3選択指令:数字3を選ぶ。
この指令の組合せの結果、
(2,2,3)の数字の組合せが選ばれます。

大事なポイントは、この指令の組み合わせが、
「3つの数字の中から以下の例外規則以外では同じ数字を複数選べる。例外規則とは、選ぶ数字のうち一番大きい数字は1つしか選ばない。その規則の下で、数字を3つ選んで作る数字の組合せ」に、
1対1に対応することである。

そのため、
(求める組合せの数)
=(数字を直接選択する3つの指令と、その他の、数字を間接的に指定する指令1つとから成る合計4つの指令のうちから3つを選ぶ組合せの数)
(3+1)
(3+1)=4

実際に全部の組合せを書き出してみると、
(1,1,2)
(1,1,3)
(1,2,3)
(2,2,3)
の4つの組合せのみです。

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

重複組合せ(4)

佐藤の数学教科書[個数の処理・確率編]の136頁に、 以下の例題がありました。
【問4】
1,2,3,4の4つの数字の中から同じ数字を何回も選ぶことを許して、
3つの数字を選ぶ。その数字の組合せの数は何個あるか。

【解答1】
この問題の組合せ例をいくつか書くと、
選んだ数字を左から小さい順に整列して書くと、
(1,1,2)
(2,2,2)
(1,2,4)
(2,3,4)
・・・
と順次に書けます。
この整列した組合せの数を求める問題です。

この問題は、その解の組み合せと1対1に対応する別の組み合わせを求める以下の問題を考えます。そして、その組み合わせの数を考えると解けます。

その組合せは、以下の、
数字を直接に指定する4つの指令と、
数字を間接的に指定する2つの指令
とから成る合計6つの指令のうちから3つを選ぶ組合せと1対1対応します。

1選択指令:数字1を選ぶ。
2選択指令:数字2を選ぶ。
3選択指令:数字3を選ぶ。
4選択指令:数字4を選ぶ。
第2指令:整列表示した、2番目の数字を1番目の数字と同じ数字にする。
第3指令:整列表示した、3番目の数字を2番目の数字と同じ数字にする。

上の指令から3つを選ぶ。
(1選択指令、2選択指令、3選択指令、4選択指令)から選ばれた数字選択指令を数字の小さい順に、順番が抜けている第n指令の位置に配置する。

この指令の組合せは、例えば、
(1)3選択指令:数字3を選ぶ。
第2指令:整列表示した、2番目の数字を1番目の数字と同じ数字にする。
第3指令:整列表示した、3番目の数字を2番目の数字と同じ数字にする。
です。
この指令の組合せの結果、
(3,3,3)の数字の組合せが選ばれます。

また、例えば、
(1)2選択指令:数字2を選ぶ。
第2指令:整列表示した、2番目の数字を1番目の数字と同じ数字にする。
(3)4選択指令:数字4を選ぶ。
この指令の組合せの結果、
(2,2,4)の数字の組合せが選ばれます。

大事なポイントは、この指令の組み合わせが、
4つの数字の中から同じ数字を何回も取ることを許して、1度に3つずつ数字を取って作る組合せに、
1対1に対応することである。
(1)この指令の組み合わせが、1度に3つずつ数字を取って作る組合せを表す。
(2)逆に、1度に3つずつ数字を取って作る組合せは、必ず、これらの指令の3つの組み合わせによって表すことができる。

そのため、
(4つの数字の中から同じ数字を何回も取ることを許して、1度に3つずつ数字を取って作る組合せの数)
=(数字を直接選択する4つの指令と、その他の、数字を間接的に指定する指令2つとから成る合計6つの指令のうちから3つを選ぶ組合せの数)
(4+2)
(解答おわり)

【解答2】

上図のように数字1の行と2の行と3の行と4の行の4つの行を有し、横の長さが3の格子を考える。格子のA点からB点まで、数字1の行から4の行まで格子を辿って、右と上に進む最短経路を描く。

上図で、
数字1の数=(1の行の、A点から昇り階段までの長さ)
数字2の数=(2の行の、階段と階段の間の長さ)
数字3の数=(3の行の、階段と階段の間の長さ)
数字4の数=(4の行の、階段からB点までの長さ)
とすると、

A点からB点まで、格子をたどって右と上に進む1つの最短経路は、
3個の数字を取る場合の、数字1を取った数と数字2を取った数と数字3を取った数ろ数字4を取った数の1つの組合せに
1対1で対応する。
そのため、A点からB点までの全ての経路の数は、
4つの数字の中から同じ数字を何回も取ることを許して、
1度に3つずつ取って作る組合せの数と等しい。
上図の経路は、
→↑→↑→↑
とあらわせる。

図のA点からB点までの全ての経路の数は、(↑)3つと、(→)3つが作る全ての組み合わせの数と等しい。
その数は、
(3+3)
(3+3)!/(3!×3!)
=6×5×4/(3×2)=20
になる。
これは、先の解答と同じ答えである。
(解答おわり)

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

重複組合せ(3) X+Y+Z=N問題と最短経路の数

【問3】
方程式x+y+z=7の負でない整数解は何個あるか。

この問題の解答はここをクリックした先にあります。

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

重複組合せ(2)

答えの正しさを確認しやすいように問題を簡単にしてみました。
【3種の玉から重複を許して2個を選ぶ組み合わせの数】
上図のような3種の玉から、重複を許して2個を選ぶ組み合わせの数を求める。

【解答】
(①の玉の数,②の玉の数,③の玉の数)
の事象の連鎖を考える。
例えば、①の玉を1個、②の玉を1個、③の玉を0個取り出す事象の連鎖は、
(1,1,0)
である。
 このようにしてあらわした、3種の玉の数の組み合せを表す事象の連鎖と1対1に対応する以下の経路を考える。
3種の玉から、重複を許して5個を選ぶ組み合わせの数は、その経路の数に等しい。
上図のように①の行と②の行と③の行との3つの行を有し、横の長さが2の格子を考える。格子のA点からB点まで、①の行から③の行まで格子を辿って、右と上に進む最短経路を描く。

上図で、
玉①の数=(①行の、A点から昇り階段までの長さ)
玉②の数=(②行の、階段と階段の間の長さ)
玉③の数=(③行の、階段からB点までの長さ)
とすると、

A点からB点まで、格子をたどって右と上に進む1つの最短経路は、
2個の玉を取る場合の、玉①を数と玉②を取った数と玉③を取った1つの組合せに
1対1で対応する。
そのため、A点からB点までの全ての経路の数は、3種の玉から、重複を許して2個を選ぶ組み合わせの数と等しい。

上図の経路は、
→↑→↑
とあらわせる。

図のA点からB点までの全ての経路の数は、(↑)2つと、(→)2つが作る全ての組み合わせの数と等しい。
その数は、
(2+2)
(2+2)!/(2!×2!)
=4×3/2=6
になる。
(解答おわり)

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

重複組合せ(1)

【3種の玉から重複を許して5個を選ぶ組み合わせの数】
【問1】
上図のような3種の玉から、重複を許して5個を選ぶ組み合わせの数を求めよ。


【解答】
(①の玉の数,②の玉の数,③の玉の数)
の事象の連鎖を考える。
例えば、①の玉を2個、②の玉を2個、③の玉を1個取り出す事象の連鎖は、
(2,2,1)
である。
 このようにしてあらわした、3種の玉の数の組み合せを表す事象の連鎖と1対1に対応する以下の経路を考える。
3種の玉から、重複を許して5個を選ぶ組み合わせの数は、その経路の数に等しい。

上図のように①の行と②の行と③の行との3つの行を有し、横の長さが5の格子を考える。格子のA点からB点まで、①の行から③の行まで格子を辿って、右と上に進む最短経路を描く。

上図で、
①の数=(①行の、A点から昇り階段までの長さ)
②の数=(②行の、階段と階段の間の長さ)
③の数=(③行の、階段からB点までの長さ)
とすると、

A点からB点まで、格子をたどって右と上に進む1つの最短経路は、
5個の玉を取り、①を取った数と②を取った数と③を取った数の1つの組合せに
1対1で対応する。
その対応の特殊な例では、
①の数が5、②の数が0、③の数が0の組み合わせは、下の図の経路に対応する。

①の数が0、②の数が0、③の数が5の組み合わせは、下の図の経路に対応する。

そのため、A点からB点までの全ての経路の数は、
3種の玉から、重複を許して5個を選ぶ組み合わせの数と等しい。

上図の経路は、
→→↑→→↑→
とあらわせる。
すなわち、経路は、(↑)2つと(→)5つの順列であらわされる。
(A点からB点までの経路は、(↑)2つと(→)5つの順列と1対1対応する)
そのため、図のA点からB点までの全ての経路の数は、(↑)2つと、(→)5つが作る全ての順列の数と等しい。
その数は、
(2+5)!/(2!×5!)
(2+5)(2+5)
になる。
(解答おわり)

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

円順列と数珠順列(10)3種類の玉2+2+2個、バーンサイドの定理の利用

円順列とじゅず順列の数を求めます。

問9を少しやさしくした問10を作りました。
以下でこの問題を解きます。

【問10】
(1)玉×2個と●2個と○2個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。
(2)更に、それらを連結したじゅずを作る方法(じゅず順列)は何通りあるか。


(1)円順列の数は以下の様にして求めます。
玉×と●と○を並べる席が2+2+2=6箇所あります。
6つの席が固定されている場合に、玉×2つと●2つと残りの玉2つを並べる配置の総数は、
6!/(2!×2!×2!)=/(2!×2!)
=6×5×4×3/(2×2)=90通り
あります。

(第1のタイプの配置:1/2回転すると元の配置の形に重なる配置)=周期3の配置パターン
 下の2つの円順列の配置では、1/2回転で元の配置の形と同じ形になる。これを第1のタイプの配置とします。


第1のタイプの配置では、1/6回転させる毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1/2回転するまでに、3つの異なる配置(周期が3)が作られる。
固定席での第1のタイプの配置の数を周期の3で割り算した結果が、第1のタイプの円順列の配置の数です。
 第1のタイプの円順列の数は、上図の2組だけです。
 これが2組になる計算は、以下の様に計算する。
この、1/2回転すると元の配置の形に重なる配置の玉のパターンは、下図のように、

全部の玉を半分にした、玉×1個と、玉●1個と、玉○1個との3個の玉による、1周期が3である第1の玉の群と、その第1の玉の群を1/2回転した位置の第2の玉の群から成る。
 1周期が3であるこの玉の群は、その(固定した3つの席への)玉の配置を上図のようにローテーションさせる毎に、異なる配置になり、席のローテーションにより(固定した3つの席に対して)3つの異なる配置(周期が3)が作られる。
 そのため、第1のタイプの(席を固定しないで考える)円順列の数は、以下の計算で求められる。
すなわち、
(固定した席への)配置の数=3!を、周期の3で割り算した計算:
3!/3=2
で、第1のタイプの円順列の数を求めることができる。


(第2のタイプの配置:1回転して初めて元の配置の形に重なる配置)=周期6の配置パターン
 玉×と●と○の1つの円順列の配置を1回転すると元の配置の形に重なるが、1/6回転させる毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1回転するまでに、6つの異なる配置(周期が6)が作られる配置を、第2のタイプの配置とします。
固定席での第2のタイプの配置の数を周期の6で割り算した結果が、第2のタイプの円順列の配置の数です。

 第2のタイプの円順列の数は:
(第2のタイプの円順列の数)=
={固定席での配置の総数-(第1のタイプの円順列の配置の数×3)}/6
={90-(2×3)}/6=14
円順列の配置の総数は、この第2のタイプの配置の数に、第1のタイプの円順列の配置の数(2組)を加えた数であり、
14+2=16
組みです。

《バーンサイドの定理の利用》ここをクリックした先に説明がある。
(バーンサイドの定理の原理)
 6つの席に係わる1つの円順列について考える。
(1)回転に対する対称性の無い円順列は、6つの席への6つの角度回転変換(変換数G=6)をすることで、(固定席に対して)異なるG=6つの配置パターンに変わる。そのため、
(固定席に対して)全ての異なる配置パターンの数÷G=(円順列の数)
という計算で円順列の数を数えることができる。
(2)回転に対してm回の対称性があって、6つの角度回転変換(変換数G=6)において、(固定席に対する)配置パターンがm回繰り返して同じパターンになる円順列は、周期Tが、G/mである。その円順列は、(固定席に対して)異なる配置パターンがG個は無く、T=G/m個しか無い。
しかし、1回転する間にm回同じパターンを繰り返し、周期T=G/mまで回転するだけで(1回転しないでも)同じパターンに戻る。そのため周期T分まで回転する変換においては、その変換によって配置パターンが元の配置パターンに戻る。そのように、その円順列の(固定席への)配置パターンが元のパターンに戻る変換の数は、G/T=m個ある。
そのm個の各回転変換では、その変換によって元のパターンに戻る(固定席に対する)配置パターンがT個現れる。
その各変換に係わって現れる、(元のパターンに戻る)配置パターンの数Tを、それが現れる変換でのTの数を合計すると、
T×m=(G/m)m=G
個になる。そのため、その数をGで割り算することで、
T×m/G=1
となり、その円順列の数を数えることができる。
(3)結局、
どのような回転変換の対称性のある円順列の数も、
6つの角度回転変換(変換数G=6)の1つ毎に、
その変換によって元のパターンに戻る(固定席に対する)配置パターンの数T個を数え上げて、
G=6個の全ての変換毎に現れる元のパターンに戻る配置パターンの数T個を合計して、
その合計数を、変換の数Gで割り算することで円順列の数が求められる。
(4)それゆえ、
全ての円順列の数は、
6つの角度回転変換(変換数G=6)の1つ毎に、
その変換によって元のパターンに戻る(固定席に対する)配置パターンの数T個を数え上げて、
G=6個の全ての変換毎のその数Tを合計して、
その合計数を、変換の数Gで割り算することで全ての円順列の数が求められる。
(これが、バーンサイドの定理の原理である)

 以下では、このバーンサイドの定理の原理に従って、全ての円順列の数を数える。
(1)3種類の玉2+2+2個の(固定席への)配置のパターンは、
σ0=0回転、
σ1=1/6回転、
σ2=2/6回転、
σ3=3/6回転、
σ4=4/6回転、
σ5=5/6回転、
の変換によって、配置のパターンが変わり得る。
この回転操作の数G=6個ある。
(2)このうち、
σ0=0回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、6!/(2!×2!×2!)=90個。
σ1=1/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ2=2/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ3=3/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
 この6個の配置パターンは、以下の、1/2回転で配置が重なる配置パターンである。

(この6個の配置パターンの中に、1/2回転で配置が重なる周期が3の配置の円順列が2つ含まれている)
σ4=4/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ5=5/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
(3)バーンサイドの定理によって、
3種類の玉2+2+2個の(席を固定しないで考える)円順列の数=
(90+6)/G=(90+6)/6=16個
である。
(解答おわり)

《補足》
 このバーンサイド定理で、σ3 に係わる6個の(固定席に対する)配置パターンは、周期が3の2つの円順列に分類できる。

 この円順列の数がバーンサイドの定理の式で計算できる理由は、以下のように式が変形できるからです。


《(2)じゅず順列の数》
 じゅず順列の数は以下の様にして求めます。
【じゅず順列の数の解答(その1)】数えあげ

 じゅず順列の場合の数を計算するには、円順列の配置毎に、
円の中心を通る所定の裏返し線でその円順列の配置を裏返す場合に、
裏返した結果が、裏返す前の円順列の配置に重なるかどうかを調べます。

(第3のタイプ:線対称な形の配置)
 下図の6個の円順列の配置は、図に書き加えた点線の裏返し線で裏返した結果が裏返す前の元の配置に重なる線対称な形の配置です。

この第3のタイプの円順列の配置の数は6個のみである。その数が、第3のタイプのじゅず順列の配置の数である。

(第4のタイプ:線対称では無い配置)
円順列の配置のうち、第3のタイプの配置以外の配置を第4のタイプの配置とする。

 第4のタイプの配置では、円順列では、元の配置と、裏返した後の配置とは異なるので、2倍の数の配置として数えられている。
すなわち、第4のタイプの配置では、円順列の配置の数が、じゅず順列の配置の数の2倍あり、
第4のタイプの配置のじゅず順列の配置の数は、円順列の配置の数を2で割り算した数である。
第4のタイプのじゅず順列の配置の数は:

((円順列の配置の総数)ー(第3のタイプの円順列の配置の数))/2
=(16-6)/2=5

あります。

一方、第3のタイプの円順列の配置の数=じゅず順列の配置の数=6個でした。
全部のじゅず順列の数は、
(じゅず順列の総数)=
=(第4のタイプのじゅず順列の配置の数)+(第3のタイプのじゅず順列の配置の数)
=5+6=11
(解答おわり)




【じゅず順列の数の解答(その2)】バーンサイドの定理
《バーンサイドの定理の利用》ここをクリックした先に説明がある。
(1)3種類の玉2+2+2個の(固定したじゅずの位置への)配置のパターンに関して、じゅず順列には以下の12個の変換がある。
σ0=0回転、
σ1=1/6回転、
σ2=2/6回転、
σ3=3/6回転、
σ4=4/6回転、
σ5=5/6回転、
β0=反転+0回転、
β1=反転+1/6回転、
β2=反転+2/6回転、
β3=反転+3/6回転、
β4=反転+4/6回転、
β5=反転+5/6回転、
によって、配置のパターンが変わり得る。
この回転+反転操作の数G=12個ある。
(2)このうち、
σ0=0回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、6!/(2!×2!×2!)=90個。
σ1=1/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ2=2/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ3=3/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
σ4=4/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ5=5/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
β0=反転+0回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
(反転操作は、図での上下の線(Y軸)を中心にして左右を入れかえる操作と定義する)
β1=反転+1/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
β2=反転+2/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
β3=反転+3/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
β4=反転+4/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
β5=反転+5/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。

 ここで、
σ3=3/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターンは下図の配置パターンである。

 この図で示した6つの配置パターンは、1つの配置パターンを、1/6回転づつ回転させて3個の配置パターンになり、更に、それを反転させて更に3個の配置パターンになり、結局6個の配置パターンになるので、(反転変換と回転変換の周期が6である)1個のじゅず順列の6個の配置パターンである。
 この1個のじゅず順列は、反転に対する対称性は無く、
回転に対しては、m=2回の対称性がある。そして、12個の反転+角度回転変換(変換数G=12)において、(固定席に対する)配置パターンが2回繰り返して同じパターンになるじゅず順列である。このじゅず順列の周期Tは、G/m=12/2=6である。そのじゅず順列は、(固定席に対して)異なる配置パターンがG=12個は無く、T=G/m=6個しか無い。
しかし、1回転する間にm=2回同じパターンを繰り返し、周期T=G/m=6回の反転+回転変換により同じパターンに戻る。そのように、そのじゅず順列の(固定席への)配置パターンが元のパターンに戻る変換の数は、G/T=m=2個ある。
そのm=2個の各反転+回転変換毎に、その変換によって元のパターンに戻る(固定席に対する)配置パターンがT=6個現れる。
その各変換に係わって現れる、(元のパターンに戻る)配置パターンの数T=6を、それが現れる変換で現れる全てのTの数を合計すると、
変換σ0=0回転、では6個。
変換σ3=3/6回転、では6個。
合計で、
T×m=(G/m)m=G=12
個になる。
そのため、その数をGで割り算することで、
T×m/G=1
となり、そのじゅず順列の数を1個と数えることができる。

β0=反転+0回転、によってパターンが変わらない(固定席に対する)6個の配置パターンは下図の、Y軸に関して左右対称な配置パターンである。

(これは1つのバターンを回転させたパターンではない)
この変換β0 によってパターンが変わらない配置パターンの数は、以下のようにして求めることができる。
Y軸上にある2個の玉の色を同じにし(その色の選定のバラエティが3)、そのバラエティの数に対して、Y軸に対して左右対称なパターンの右側の玉の色の配置パターンのバラエティ2!を掛け算することで、変換β0 によってパターンが変わらない配置パターンの数3!=6を数えることができる。
 また、左右反転する上下の線(Y軸)と配置のパターンとの位置関係が違うと、
β0=反転+0回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターンが、以下の6つの配置パターンになる。

反転の定義をしっかりしないといけない問題点がある。
(上図の反転変換は、以下で説明する変換β1である)
 また、この変換β0 と変換β1 との2つの変換を考えれば、1つの変換β0 の6個のパターンの2倍のパターンの12個の配置パターンが抽出できる。その12個には、反転対称性がある6つのじゅず順列が全て含まれている。(しかし、その12個には、1つのじゅず順列を1/6ずつ回転した全ての配置パターンの一部しかない。)

β1=反転+1/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。
 この図で示した1個のじゅず順列は、回転に対する対称性は無く、
反転に対しては、m=2回の反転対称性がある。
そして、12個の反転+角度回転変換(変換数G=12)において、(固定席に対する)配置パターンが2回繰り返して同じパターンになるじゅず順列である。このじゅず順列の周期Tは、G/m=12/2=6である。そのじゅず順列は、(固定席に対して)異なる配置パターンがG=12個は無く、T=G/m=6個しか無い。
その6個の異なる配置パターンは1/6回転づづの6回の回転による配置パターンの変化である。
しかし、全ての反転+回転変換において、m=2回同じパターンを繰り返す。そのように、そのじゅず順列の(固定席への)配置パターンが元のパターンに戻る変換の数は、G/T=m=2個ある。
しかし、注意すべきことは、このじゅず順列の、(固定席に対して)異なる6個の配置パターンは、1つの反転+回転変換によって一度に6個が現れたり、1度に2個づつだけ現れる場合もあることである。
各変換に係わって現れる、(元のパターンに戻る)配置パターンの数T=6を、それが現れる変換で現れる全てのTの数を合計すると、
変換σ0=0回転、では6個。
変換β1=反転+1/6回転、では2個。
変換β3=反転+3/6回転、では2個。
変換β5=反転+5/6回転、では2個。
である。配置パターンの数T=6は、変換β1と変換β3と変換β5とに分散して現れて、
その6個の配置パターンと同じ配置パターンが、変換σ0でも現れることで、
合計で、
T×m=(G/m)m=G=12
個になる。
そのため、その数をGで割り算することで、
T×m/G=1
となり、そのじゅず順列の数を1個と数えることができる。

β2=反転+2/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

β3=反転+3/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

β4=反転+4/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

β5=反転+5/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

 以上の、β0、β1、β2、β3、β4、β5、の変換によってパターンが変わらない配置パターンを抽出することで、反転対称性がある36個の配置パターンが抽出された。その反転対称性がある36個の配置パターンを、(回転変換の)周期が6の、6個のじゅず順列のグループに分類できる。
 ここで注意すべきことは、反転対称性のある1つのじゅず順列を回転変換した配置パターンが、β0、β1、β2、β3、β4、β5、の変換によってパターンが変わらない配置パターン群の中に分散して存在することである。
 例えば、
β2=反転+2/6回転、によって変わらないパターンを持つ下図のじゅず順列については:

このじゅず順列を回転した配置パターンは、
β2=反転+2/6回転、によって変わらないパターンが2つある。
β4=反転+4/6回転、によって変わらないパターンが2つある。
β0=反転+0回転、によって変わらないパターンが2つある。
それらの合計6個が同じ1つのじゅず順列をあらわす。

 すなわち、1つのじゅず順列を回転変換した6つ配置パターンが、β0、β1、β2、β3、β4、β5、の変換に係わる、各変換によってパターンが変わらない配置パターンのグループの中の、β2のグループとβ4のグループとβ0のグループに分散して存在する。
また、この1つのじゅず順列の(固定席に対する)6つの配置パターンは、変換σ0によってパターンが変わらない配置パターンのグループの中に全部の6個が存在する。
そうして、この1つのじゅず順列を、12個の全ての反転+回転変換をすると、変換結果の配置パターンとして、この6個の配置パターンが2回づつ現れる。この1つのじゅず順列の配置の反転対称性mが2だから、2回づつ現れるのである。

 以上のように、σ0 以外の変換の要素、σ3、β0、β1、β2、β3、β4、β5、の変換によってパターンが変わらない配置パターンを抽出することで、1/2回転対称性のある6個の配置パターン(1個のじゅず順列の配置のバラエティ)と反転対称性がある36個の配置パターン(6個のじゅず順列の配置のバラエティ)が抽出された。それぞれは、回転変換と反転変換とによって、(固定席に対しては異なる)6個の配置パターンに変わる(変換による配置パターンのバラエティ(周期)が6である)。
 それ以外の配置パターンは、回転対称性も反転対称性もない配置パターンである。回転対称性も反転対称性もない配置パターンは、回転変換と反転変換とによって、(固定席に対する)12個の配置パターンに変わる(その配置パターンの周期Tが12である)。

(3)バーンサイドの定理によって、
3種類の玉2+2+2個の(席を固定しないで考える)配置の基礎パターンの数=
(90+6×7)/G=(90+42)/12=11個
である。
(解答おわり)

【じゅず順列の数の解答(その3)】対称性の計算
 円の中心を通る所定の裏返し線で固定席への配置パターンを裏返す(反転変換する)場合に、
反転結果が、反転前の配置に重なるかどうかを調べる。
(第3のタイプのじゅず順列:線対称性を持つ)
 下図の6個のじゅず順列の配置パターン(変換β0、β1、β2、β3、β4、β5 によって配置パターンが変わらないもの)は、図に書き加えた点線の裏返し線で裏返した反転結果が反転前の元の配置に重なる線対称な形の配置である。

この6個の線対象なじゅず順列は、回転変換と反転変換とにより、配置が変えられる配置パターンのバラエティの数が6である。すなわち、1/6回転で6回回転させることで6つの形に変換できる。

(第1のタイプのじゅず順列:1/2回転させると元にもどる回転対称性を持つ)
 下の6つの配置パターン(変換σ3 によって配置パターンが変わらないもの)は、1/2回転で元の配置の形と同じ形になる回転対称性がある第1のタイプの配置パターンである。

上図の6つの配置パターンは、反転変換と回転変換によって配置パターンが重なり合う1つのじゅず順列である。
 この1つのじゅず順列は、回転変換と反転変換とにより、配置が変えられる配置パターンのバラエティの数(周期)が6である。

 以上の7つの、線対象なパターンと、回転対称性があるパターン、とのじゅず順列は、いずれも配置パターンのバラエティ(周期)が6である。

(第5のタイプ:対称性が無い配置)
 その7つ以外の、線対象性も無く、回転対称性も無い第5のタイプの配置パターンは、回転変換と反転変換とにより、固定席に対する配置パターンを変えられる配置パターンの数(配置のバラエティの数=周期)が12である。
そのため、第5のタイプのじゅず順列の数は、
{固定席での配置の総数-(第3のタイプのじゅず順列の数+第1のタイプのじゅず順列の数)×6}/12

={90-(6+1)×6}/12=4
じゅず順列の配置の総数は、この第5のタイプのじゅず順列の数に、第3のタイプと第1のタイプのじゅず順列の数を加えた数であり、
4+6+1=11
組みです。
(解答おわり)

このじゅず順列の数がバーンサイドの定理の式で計算できる理由は、以下のように式が変形できるからです。

《補足》
 ここで、この問題にバーンサイドの定理の式を使う際に、
(変換β0、β1、β2、β3、β4、β5 によって配置パターンが変わらないもの)
の個数が、それぞれの変換毎に、各々6個あることを調べなければならなかった。その数を調べた上でバーンサイドの定理を使うことができた。

 それらの各変換毎に、その変換によって配置パターンが変わらない配置の数は、どのようにして調べれば良いのだろうか?
一番良い調べ方は、それらの配置パターンが全て、反転対称性があるじゅず順列であると考えた上で、そのじゅず順列の総数を調べることである。
その目的のために、反転対称性のある(周期が6の)全てのじゅず順列の数(6個)を把握したならば、逆に、
(変換β0、β1、β2、β3、β4、β5 によって配置パターンが変わらないもの)反転対称性のある全てのじゅず順列の(固定席に対する)配置パターンの数が(そのタイプのじゅず順列の数)×(そのタイプのじゅず順列の周期)=6×6で分かる。そうすれば、バーンサイドの定理を使うために各変換毎に一々、変換によって変わらない配置パターンの個数を調べる手間を省くことができる。

 よって、この問題をバーンサイドの定理の式を使って解く解き方の近道は、先ずは、反転対称性のある(周期が6の)全てのじゅず順列の総数を調べることである。

 しかしながら、そのようにバーンサイドの定理を使う近道のために、そのじゅず順列の数が分かったならば、
バーンサイドの定理を使わずとも、【じゅず順列の数の解答(その3)】の解き方によって、全てのじゅず順列の数が分かる。その手順でバーンサイドの定理を使わずに問題を解けば良いので、結局は、この問題を解くためには、上記の解答(その2)のバーンサイドの定理を利用した解き方で解く必要が無い。

【じゅず順列の数の解答(その4)】バーンサイドの定理の正しい使い方
 じゅず順列の数の解答(その2)でのバーンサイドの定理の使い方を、以下のように変えて解くと、バーンサイドの定理でこの問題がスムーズに解ける。

(1)3種類の玉2+2+2個の(固定したじゅずの位置への)配置のパターンに関して、じゅず順列には以下の12個の変換がある。
σ0=0回転、
σ1=1/6回転、
σ2=2/6回転、
σ3=3/6回転、
σ4=4/6回転、
σ5=5/6回転、
γ0=第0の反転、
γ1=第1の反転、
γ2=第2の反転、
γ3=第3の反転、
γ4=第4の反転、
γ5=第5の反転、
によって、配置のパターンが変わり得る。
 γ0からγ5までの6つの反転操作は、以下の図に示した対象軸を中心にして配置パターンを反転させる操作である。

これらの6つの変換操作は、配置パターンを反転させた上で異なる回転角度で配置パターンを回転させる、反転+回転操作を合わせた操作である。
 この6つのσ0からσ5の回転+6つのγ0からγ5の反転操作の数G=12個ある。
(2)この12個のうち、
σ0=0回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、6!/(2!×2!×2!)=90個。
σ1=1/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ2=2/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ3=3/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
σ4=4/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
σ5=5/6回転、によってパターンが変わらない配置パターンは、0個。
γ0=第0の反転、
γ1=第1の反転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
γ2=第2の反転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
γ3=第3の反転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
γ4=第4の反転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。
γ5=第5の反転、によってパターンが変わらない配置パターンは、3!=6個。

 ここで、
σ3=3/6回転、によってパターンが変わらない6個の配置パターンは下図の配置パターンである。

 この図で示した6つの配置パターンは、1つの配置パターンを、1/6回転づつ回転させて3個の配置パターンになり、更に、それを反転させて更に3個の配置パターンになり、結局6個の配置パターンになるので、(反転変換と回転変換の周期が6である)1個のじゅず順列の6個の配置パターンである。
 この1個のじゅず順列は、反転に対する対称性は無く、
回転に対しては、m=2回の対称性がある。そして、12個の反転+角度回転変換(変換数G=12)において、(固定席に対する)配置パターンが2回繰り返して同じパターンになるじゅず順列である。このじゅず順列の周期Tは、G/m=12/2=6である。そのじゅず順列は、(固定席に対して)異なる配置パターンがG=12個は無く、周期T=G/m=6個しか無い。
しかし、1回転する間にm=2回同じパターンを繰り返し、周期T=G/m=6回の反転+回転変換により同じパターンに戻る。そのように、そのじゅず順列の(固定席への)配置パターンが元のパターンに戻る変換の数は、G/T=m=2個ある。
そのm=2個の各反転+回転変換毎に、その変換によって元のパターンに戻る(固定席に対する)配置パターンが周期のT=6個現れる。
その各変換に係わって現れる、(元のパターンに戻る)配置パターンの数6のじゅず順列を、そのじゅず順列の配置パターンが各変換で現れる全ての数を合計すると、
変換σ0=0回転、では6個。
変換σ3=3/6回転、では6個。
合計で、
T×m=(G/m)m=G=12
個になる。
そのため、その数をGで割り算することで、
T×m/G=1
となり、そのじゅず順列の数を1個と数えることができる。

γ0=第0の反転、によってパターンが変わらない(固定席に対する)6個の配置パターンは下図の、Y軸に関して左右対称な配置パターンである。この配置パターンの数が6個あることは、反転変換するY軸に関して左右対称な配置パターンは、軸の片側の玉の配置のバラエティのみで計算でき、3!=6個と計算できるからである。

(これは1つのバターンを回転させたパターンではない)
この左右対称な配置パターンには回転に対する対象性がなく、6回回転させると(固定席に対して)異なる6つの配置パターンになる。

γ1=第1の反転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプでは、(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。
この配置パターンの数が6個あることは、反転変換する軸に関して左右対称な配置パターンは、軸の片側の3つの玉の配置のバラエティのみで計算でき、3!=6個と計算できるからである。

γ2=第2の反転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

γ3=第3の反転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

γ4=第4の反転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

γ5=第5の反転、によってパターンが変わらない6個の配置パターン(の1つ)は下図の配置パターンである。

このタイプが(固定席に対しては)6個の配置パターンがある。

 以上の、γ0、γ1、γ2、γ3、γ4、γ5、の変換によってパターンが変わらない配置パターンを抽出することで、反転対称性がある36個の配置パターンが抽出された。その反転対称性がある36個の配置パターンを、(回転変換の)周期が6の、6個のじゅず順列のグループに分類できる。
 ここで注意すべきことは、反転対称性のある1つのじゅず順列を回転変換した配置パターンが、γ0、γ1、γ2、γ3、γ4、γ5、の変換によってパターンが変わらない配置パターン群の中に分散して存在することである。
 例えば、
γ2=第2の反転、によって変わらないパターンを持つ下図のじゅず順列については:

このじゅず順列を回転した配置パターンは、
γ2=第2の反転、によって変わらないパターンが2つある。
γ4=第4の反転、によって変わらないパターンが2つある。
γ0=第0の反転、によって変わらないパターンが2つある。
それらの合計6個が同じ1つのじゅず順列をあらわす。
 すなわち、1つのじゅず順列を回転変換した6つ配置パターンが、変換によってパターンが変わらない配置パターンのグループでの、γ2のグループとγ4のグループとγ0のグループに分散して存在する。
 また、この1つのじゅず順列の(固定席に対する)6つの配置パターンは、変換σ0によってパターンが変わらない配置パターンのグループの中に6個が存在する。
 そうして、この1つのじゅず順列を、12個の全ての反転+回転変換をすると、変換結果の配置パターンとして、この6個の配置パターンが2回づつ現れる(対称性m=2)。この1つのじゅず順列の配置パターンには回転に対する対象性がなく、6回回転させると(固定席に対して)異なる6つの配置パターンになる。
 一方で、反転に対する対称性m=2があり、反転させると同じパターンになる。
結局、この1つのじゅず順列の配置パターンは、反転+回転変換の周期T=G/m=6回がある。
その各変換に係わって現れる、(元のパターンに戻る)配置パターンの数を、全ての変換で合計すると、
変換σ0=0回転、では6個。
変換γ0、γ1、γ2、γ3、γ4、γ5、では6個。
合計で、
12個になる。
そのため、その合計の数をGで割り算することで、
12/G=1
となり、そのじゅず順列の数を1個と数えることができる。

 以上のように、σ0 以外の変換の要素、σ3、γ0、γ1、γ2、γ3、γ4、γ5、の変換によってパターンが変わらない配置パターンを抽出することで、1/2回転対称性のある6個の配置パターン(1個のじゅず順列の配置のバラエティ)と反転対称性がある36個の配置パターン(6個のじゅず順列の配置のバラエティ)が抽出された。それぞれは、回転変換と反転変換とによって、(固定席に対しては異なる)6個の配置パターンに変わる(変換による配置パターンのバラエティ(周期)が6である)。
 それ以外の配置パターンは、回転対称性も反転対称性もない配置パターン(対称性m=1)である。回転対称性も反転対称性もない配置パターンは、回転変換と反転変換とによって、(固定席に対する)12個の配置パターンに変わる(その配置パターンの周期Tが12である)。

(3)バーンサイドの定理によって、
3種類の玉2+2+2個の(席を固定しないで考える)配置の基礎パターンの数=
(90+6×7)/G=(90+42)/12=11個
である。
(解答おわり)

リンク:
バーンサイドの補題を群論の言葉を用いず具体例で説明する+東大数学・化学の問題をバーンサイドの補題を用いて解く
場合の数と確率
高校数学の目次

円順列とじゅず順列(9)3種類の玉2+2+4個

リンク:問10

円順列とじゅず順列の数を求めます。

以下の問題はかなり難しい(特に、じゅず順列の数の計算)ので、無理して読む必要は無いと思います。
この問題より先に、問10をやってください。
この問9は、どうしても読みたい人だけ読めば良いと考えます。

【問9】
(1)×2個と●2個と○4個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。
(2)更に、それらを連結したじゅずを作る方法(じゅず順列)は何通りあるか。


(1)先ず、円順列の数を求めます。
〔解1〕
 ×と●と○を並べる席が2+2+4=8箇所あります。

8つの席が固定されているならば、×2つと●2つと残り4つを並べる組み合わせの数は、
8!/(4!×2!×2!)=/(2!×2!)
=8×7×6×5/(2×2)=420通り
あります。
×と●と○の1つの円順列の配置を回転させると、固定した席に対しては8倍の異なる配置になる場合があります。
固定した席への配置する場合の数の420通りの配置のうち、1つの円順列の配置を回転させて8倍の配置ができる場合については、その場合の数を8で割り算して円順列の数を数えます。

(第1のタイプの配置)
下の3つの円順列の配置では、1/2回転で元の形と同じ形になります。

このタイプの配置では、1つの円順列の配置を回転させて4倍の配置ができます。
この3つの円順列の配置以外では、1回転の数分の1の回転で元の形と同じ形になるものはありません。
第1のタイプ以外の配置では、1回転で元の形に戻る配置であって、円順列で1つと数えられる配置を回転して(固定した席では)8倍の配置ができます。
第1のタイプ以外の円順列の数は、
第1のタイプ以外の円順列の数
=(固定席での全部の配置の数-(第1のタイプの円順列の数×4))/8
=(420-(3×4))/8=408/8=51
一方、第1のタイプの円順列の数は3組でした。
よって、全部の円順列の数は、
51+3=54
組みです。
(解1おわり)

〔解2〕
 以下のように考えて解くことができます。
(第1のタイプの配置:(1/2)回転で元の形と同じ形になる配置)

 (1/2)回転すると元の形に戻る第1のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●については、黒玉●が、元の位置から(1/2)回転した位置にもあるように繰り返して存在し、結局、黒玉●が中心対称な位置に2個ある配置パターンになる。第1のタイプの配置パターンは、そのように、各色の玉が中心対称な位置にある配置パターンである。
 第1のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/2の部分の、4個の玉の部分が1周期になって、それが2回繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第1のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、1周期である、円順列の円の1/2の部分の4個の玉の並べ方の数で計算する。その数は、上図のように1個の×の位置を固定して考え、その配置の数は1個の●の位置のバラエティの数である。その数は上図のように3組ある。
 第1のタイプの配置パターンは、1/8回転する毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1周期である1/2回転するまでに、0回転、(1/8)回転、(2/8)回転、(3/8)回転、した場合の4つの異なる配置が作られる。
 席を固定した場合の、第1のタイプの配置のパターンの数は、席を固定しない場合の配置パターンの数3の4倍になる。その数は:
3×4=12
個である。

(1回転すると元の形に戻る(全部の)配置)
 1回転して元の形になる全ての配置パターンには、第1のタイプの配置が含まれる。 全配置パターンの、席が固定された場合の配置の数は、以下のように計算する。
 ×と●と○を並べる席が2+2+4=8箇所ある。
8つの席が固定されているならば、×2つと●2つと残り4つを並べる組み合わせの数は、
8!/(4!×2!×2!)=/(2!×2!)
=8×7×6×5/(2×2)=420個
ある。

(第1のタイプ以外の配置:1回転して初めて元の形に戻る配置)
 全部の組合せの数から、第1のタイプの配置パターンの数を引き算することで、1回転して初めて元の形に戻る、(席を固定した場合の)配置の数を求める。その数は:
420-(3×4)=408
個ある。
 この、第1のタイプ以外の配置パターンは、1/8回転する毎に、固定した席に対しては、異なる配置になる。すなわち、1周期である1回転するまでに、0回転、(1/8)回転、(2/8)回転、(3/8)回転、(4/8)回転、(5/8)回転、(6/8)回転、(7/8)回転した8つの場合で8つの異なる配置が作られる。
 席を固定しない場合の、この第1のタイプ以外の配置の数は、席を固定した場合の配置の数408の8分の1になる。その数は:
408/8=51
組ある。

(全部の円順列の数)
 以上の合計の、席を固定しない場合の、全部の円順列の配置パターンの数は:
3+51=54
組ある。
(解2おわり)

(2)次に、じゅず順列の数を求めます。
じゅず順列の場合の数を計算するには、円順列の配置毎に、
円の中心を通る裏返し線でその円順列の配置を対称に裏返して、
それが、裏返す前と同じ円順列の配置になる配置があるかどうかを調べます。

(第2のタイプ:線対称な配置)
下の12の配置は、円の中心と×の配置の中間を通る裏返し線に関して対称な形であって、
裏返し線で裏返した配置の形が元の配置と同じ形になるタイプの配置です。

この第2のタイプの円順列は12個のみです。
第2のタイプ以外の配置では、線対称な形では無いので、裏返した形は、元の形を回転することでは作れません。
第2のタイプ以外の円順列の配置は、元の配置と、裏返した後の配置とは異なる2個の配置と数えられています。
このように、第2のタイプ以外の配置は、円順列では2倍に数えられているので、
第2のタイプ以外の配置の、じゅず順列の数は、倍率である2で割り算して求められ、その数は、
(54-12)/2=21
あります。
一方、第2のタイプのじゅず順列の数は12個でした。
そのため、全部のじゅず順列の数は、
じゅず順列の数=21+12=33

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

円順列とじゅず順列(8)3種類の玉2+2+3個

円順列とじゅず順列の数を求めます。

【問8】
(1)×2個と●2個と○3個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。
(2)更に、それらを連結したじゅずを作る方法(じゅず順列)は何通りあるか。
(1)先ず、円順列の数を求めます。
×と●と○を並べる席が2+2+3=7箇所あります。
7つの席が固定されているならば、×2つと●2つと残り3つを並べる組み合わせの数は、
7!/(3!×2!×2!)=/(2!×2!)
=7×6×5×4/(2×2)=210通り
あります。
--------補足------------
この計算は、以下のように計算することもできます。
7!/(3!×2!×2!)=7!/(2!×2!×3!)
=(2)(2)
=(7×6)(5×4)/(2×2)=210通り
-------補足おわり-------

 玉×と●と○の1つの円順列の配置を回転させると、固定した席に対しては7倍の異なる配置になります。
もし1回転の数分の1の回転で元の形と同じ形になる配置があれば、それは7倍とは異なる倍数の配置ができますが、
この問題の場合では、1回転の数分の1の回転で元の形と同じ形になるものはありません。
そのため、固定した席への配置する場合の数の210通りの配置の数は、1つの円順列の配置を回転してできる7倍の配置の数であるので、その配置の数210を7で割り算して円順列の数を数えます。
よって、全部の円順列の数は、
円順列の数=210/7=30
です。

(2)次に、じゅず順列の数を求めます。
じゅず順列の場合の数を計算するには、円順列の配置毎に、
円の中心を通る裏返し線でその円順列の配置を対称に裏返して、
それが、裏返す前と同じ円順列の配置になる配置があるかどうかを調べます。

(第1のタイプ:線対称な配置)
下の6つの形の配置は、円の中心と×の配置の中間点を通る裏返し線を配置の中心軸にすれば、
裏返し線で裏返した配置の形を、元の配置と同じ形にできる線対称な形の配置です。
この第1のタイプの配置は6個のみです。
第1のタイプ以外の配置では、線対称では無いので、それを裏返した形は、元の形を回転することでは作れません。
円順列では、第1のタイプ以外の配置では、元の配置と、裏返した後の配置とは異なる2個の配置と数えられています。
このように、第1のタイプ以外の配置は、円順列では2倍に数えられているので、
第1のタイプ以外の配置の、じゅず順列の数は、倍率である2で割り算して求められ、その数は、
第1のタイプ以外のじゅず順列の数
=(全部の円順列の数-第1のタイプの円順列の数)/2
=(30-6)/2=12
あります。
一方、第1のタイプのじゅず順列の数(=円順列の数)は6個でした。
そのため、全部のじゅず順列の数は、
じゅず順列の数=12+6=18

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

円順列とじゅず順列(7)黒玉3つ白玉4つ

円順列とじゅず順列の数を求めます。

【問7】
(1)●3個と○4個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。
(2)更に、それらを連結したじゅずを作る方法(じゅず順列)は何通りあるか。


(1)先ず、円順列の数を求めます。
玉●と○を並べる席が3+4=7箇所あります。
7つの席が固定されているならば、玉●3つを並べる組み合わせの数は、
=7×6×5/(3×2)=35通り
あります。
席への●と○の1つの円順列の配置は、1回転して元の形に戻り、その間の1/7ずつの回転では、固定した席に対しては異なる7つの配置になります。
そのため、席を固定して配置した場合の数は、1つの配置が回転した数がだぶって数えられています。
この問題の場合に、回転することによってできる配置の数は7倍あります。
1つの回転から7倍の配置ができる組み合わせの数は、固定した席の組み合わせの数を7で割り算して数えます。
それは下の図のような●の配置の場合です。

もし、1回転の数分の1の回転で元の形と同じ形になる配置があれば、それは7倍とは異なる倍数の配置ができますが、
この問題の場合では、1回転の数分の1の回転で元の形と同じ形になるものはありません。
つまり、この問題の場合では、席を固定した場合のどの配置も、円順列で1つと数えられる配置を回転して7倍になった配置であって、全て同じタイプの配置です。
よって、全部の円順列の数は、
円順列の数=35/7=5


(2)次に、じゅず順列の数を求めます。
じゅず順列の場合の数を計算するには、円順列の配置毎に、
円の中心を通る裏返し線でその円順列の配置を対称に裏返して、
それが、異なる円順列の配置になるかどうかを調べます。

(第1のタイプ:線対称な配置)
下の形の配置は、円の中心を通る裏返し線を配置の中心軸にすれば、
裏返し線で裏返した配置の形を、元の配置と同じ形にできるタイプの配置です。

この第1のタイプの配置は3個あります。
第1のタイプ以外の配置(線対称では無い配置)では、その配置を裏返し線で裏返した形は、元の形を回転することでは作れません。
円順列では、第1のタイプ以外の配置では、元の配置と、裏返した後の配置とは異なる2個の配置と数えられています。
このように、第1のタイプ以外の配置は、円順列では2倍に数えられているので、
第1のタイプ以外の配置の、じゅず順列の数は、倍率である2で割り算して求められ、その数は、
(5-3)/2=1
あります。
一方、第1のタイプのじゅず順列の数は3個でした。
そのため、全部のじゅず順列の数は、
じゅず順列の数=1+3=4

場合の数と確率
リンク:高校数学の目次

円順列とじゅず順列(6)3種類の玉1+2+4

円順列とじゅず順列の数を求めます。

【問6】
(1)×1個と●2個と○4個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。
(2)更に、それらを連結したじゅずを作る方法(じゅず順列)は何通りあるか。


(1)先ず、円順列の数を求めます。
この問題では、×が1個のみです。
このように、ある形の玉が1個のみの問題の考えかたは、以下のようにします。
つまり、その1個のみの玉×を円の最上部に固定して考えます。
円順列の数は、残りの●2個と○4個を並べる組み合わせの数になります。
●の位置を定めると残りの○の位置が自動的に決まりますので、●の配置の数だけを求めれば、
円順列の数が求められます。
その配置の数は、
=6×5/2=15通り
あります。
そのため、全部の円順列の数は、
円順列の数=15

(2)次に、じゅず順列の数を求めます。
じゅず順列の場合の数を計算するには、円順列の配置毎に、
円の中心と玉×を通る裏返し線でその円順列の配置を対称に裏返して、
それが、異なる円順列の配置になるかどうかを調べます。

(第1のタイプ:線対称な配置)
下の3つの形の場合は、×と円の中心を通る線で円順列の配置を裏返してできる配置の形が、元の配置と同じ形になります。

この(第1のタイプの配置の)円順列は3つしかありません。
(第2のタイプ:線対称で無い配置)
 第2のタイプの円順列の配置は、裏返してできる配置の形が、元の配置と同じ形にならない。

その配置は、元の形と、それを裏返した形が別の配置として2個と数えられています。
そのため、第2のタイプの円順列に対応する、第2のタイプのじゅず順列の数は、
{(全ての円順列の数)-(第1のタイプ以外のじゅず順列の数)}=(第2のタイプの円順列の数)
を2個で割り算した数であり、以下の式で計算できる。
第2のタイプのじゅず順列の数=

=(-3)/2
=(15-3)/2
=6
である。

一方、第1のタイプのじゅず順列の数=3
です。
そのため、全部のじゅず順列の数は、
全部のじゅず順列の数=
=6+3
=9


場合の数と確率
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